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ワッカ原生花園とは


 ワッカの水
 ワッカの水

 300種類以上の草花が咲く海浜植物の一大群生地。

網走国定公園ワッカ原生花園は、幅200m〜700m、長さ20km、約700haにおよぶ国内最大規模の海岸草原(原生花園)で、その歴史は更新世紀(2百万年〜1万年前)に海中に途切れ途切れの段丘がつくられ完新世(1万年〜6千年前(縄文前期))の縄文海進後に成長したサロマ湖(海跡湖)の砂州の隆起により現在の姿が完成し、一本の砂州(海中へ細長く突き出した砂地)が延々と続くまさに太古の贈り物です。紋別から知床にかけてはこうした海跡湖の宝庫で、約150kmの海岸に点在する隆起と沈降の地殻変動から生まれた原生花園は、まさに造形芸術といえます。
 ワッカとはアイヌ語の「真水」を意味し「水が湧くところ=WAKKA-O-I」に由来しており、生命の泉ともいえるその水は多種多様な植物を育み、多くの動物たちの繁栄を支え、まさに悠久の歴史と自然がつくり上げた奇跡の生態系であるといえます。

1958年7月に網走国定公園に指定され、2001年10月には北海道遺産にも選定されました。


 ワッカの森ではオホーツク海もサロマ湖も塩水であるのに真水が湧き出している場所があります。



花の種類

   ゼンテイカ
 エゾスカシユリ ゼンテイカ 
   アッケシソウ
 ハマナス アッケシソウ 

数ある原生花園の中でも最大級の大きさと花の種類(308種類)は日本最大級である。
春には、エゾエンゴサク・ツルキジムシロ・ハマハタザオ
夏には、エゾスカシユリ・エゾゼンテイカ・ハマナス
秋には、ツリガネニンジン・ムラサキベンケイソウ・アッケシソウ(サンゴソウ)などが見ごろである。

開花期は→
コチラ



竜宮街道

龍宮街道 
 竜宮街道の看板

ワッカ原生花園の別名で、大町桂月(明治〜大正時代の文豪)が大正10年9月3日にこの地を訪れた際に「一方には湖水の静かな波、一方はオホーツク海の荒波を左右に見比べつつ、果ても知れぬ狭き州を行けば、唯々人界を離れて、竜宮に旅するかとのみ思はれ申候。”竜宮の通路”と命名いたし申候。」という言葉を残したところよりきている。





ネイチャーセンター

 ネイチャーセンター
 ネイチャーセンター

ワッカ原生花園の案内・休憩サービス機能を備えた環境保全施設です。レンタサイクルをご用意しておりますので大自然が作った花畑を心ゆくまでゆっくりと鑑賞下さい。
料金は→コチラ
レンタサイクルはA・BコースがありAコースは道路が平坦でオホーツク海の砂浜に出られる遊歩道があり、お子様づれのお客様にもお勧めできます。Bコースは起伏があり、オホーツク海とサロマ湖の両方が見える景色を堪能できるコースです。
また、ネイチャーセンター内でDVDによる映像と音楽で、ワッカ原生花園の四季の移り変わりを紹介しております。上映時間約13分の中にワッカ原生花園の魅力がぎっしりと詰まっている。視聴料は無料です。





サロマ湖

日本で3番目。北海道では最大の面積を誇る湖。オホーツク海に面した湾がせき止められて出来ました。澄んだ湖面の独自の色はサロマンブルーと呼ばれます。広さ約152ku深さは最大で約20mと浅く、幅200〜700メートル、長さ約20kmに及ぶ細長い砂州によって、オホーツク海と隔てられています。名前の由来はアイヌ語で「サル・オマ・ト」(ヨシ原がある湖)という意味で、佐呂間別川(サロマッペ川)の河口はヨシ原が多かった為です。
空気の澄んだ晴れた日には、夕日と湖面が朱に染まるサロマ湖を見ることが出来ます。

昼のサロマ湖 サロマ湖の夕日 サロマ湖の夕日 冬のサロマ湖
   
昼のサロマ湖    サロマ湖の夕日     サロマ湖の夕日    冬のサロマ湖


ワッカギャラリー



問い合わせ先

ワッカネイチャーセンター

〒093-0216
北海道北見市常呂町字栄浦242-1
TEL.0152-54-3434
FAX.0152-54-3434


ところ街づくり合同会社
(北見市指定管理者)

〒093-0210
北海道北見市常呂町字常呂325-9
TEL 0152-54-1110
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E-MAIL 
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